6th Album 『COSMONAUT』

宇宙飛行士への手紙



〈収録作品/基本情報〉
18th Single「宇宙飛行士への手紙/モーターサイクル」(2010年)
6th Album 「COSMONAUT」(2010年)
1st Best Album 「BUMP OF CHICKENⅡ[2005-2010]」(2013年)
作詞作曲:藤原基央
作曲時期:2009年6月
 


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〈作曲時期〉
2009年6月作曲。”曲作りのためのスタジオ作業”という流れに2、3番目に出来た曲。プロデューサーから「四つ打ちの曲を書いて」と言われ、最初にBPMを決めてギターを持ってコードを弾きながら歌っていたら、「ふふふ〜ん」と鼻歌と一緒に出てくる感じでメロディーと歌詞がスラスラ生まれた。
1番の歌詞とメロディが出来たらエンジニア・ルームにいるプロデューサーに二人っきりで聴いてもらった。プロデューサーがそれに四つ打ちのドラムを打ち込み、ベースを入れている間に藤原はレコーディングブースへ戻り2番を作った。

〈詞について〉
それまで藤原の曲作りでは”絶対使わない言葉”や”記憶・過去を基軸に現在や未来を描くことはしない”といったルールががあった。しかし『宇宙飛行士への手紙』や『魔法の料理〜君から君へ〜』、『R.I.P』ではその制限をやめて”書きたいままに書けばいいじゃないか”と思うことにして作詞した。
詞は藤原自身の実体験に基づいて作詞された。蜘蛛の巣みたいな稲妻は、幼い頃(幼稚園〜小学校低学年)に姉とスーパーへお遣いに行った際に実際に見たもの。なぜか曲作り中にメロディと一緒にこの言葉が出て来た。


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〈タイトル〉
“宇宙飛行士への手紙”という言葉は「orbital period」(2007年)の頃から藤原の中で存在しており、藤原個人にとって大きな思いが詰まっている言葉。次のアルバム(「COSMONAUT」)のタイトルになるだろうと漠然と思っていたが、とある曲にタイトルを付けることになり、頭の中にずっとしまってあった”宇宙飛行士への手紙”という言葉がポロって出て来て、「もうこれしかないわ」と思ったとのこと。
ちなみに”宇宙飛行士への手紙”と名付けるはずだったアルバムは、同じ宇宙飛行士の意味を持つ”ASTRONAUT”と”COSMONAUT”の2つの候補があり、結果として”COSMONAUT”が選ばれた。

〈レコーディング〉
最初にアコギで録った演奏が全てサウンドに直結している。リフはアコギで録ったものを採用し、リズムパターンもデモの段階であったものを残しており、スネアのアクセントやギターのアクセントもそのまま採用されている。