インディーズ時代の未発表曲③ – BUMP OF CHICKENのテーマ *4/25更新

BUMP OF CHICKENのテーマ」(BOCのテーマ)はバンプオブチキンの未発表曲のひとつです。デビュー以後ほとんど演奏されたことがなく“未発表曲扱い”でしたが、2016年7月の映像作品「20」付属CDによりCD音源化されました。今回はこのBOCのテーマを紹介します。




「自分たちのテーマソングを書こう」

日本語詞で2番目に古い曲

「BUMP OF CHICKENのテーマ」はメンバーが高校生の頃に、地元臼井で作ったオリジナル曲です。「ガラスのブルース」に次いで2番目に古い日本語オリジナル曲にあたります。

藤原さん曰く、<メンバー全員で頭を突き合わせて作った曲>(20周年記念ライブ「20」のMCにて)だそうです。

…が、この話は「デザートカントリー」のエピソードと混合可能性があります(笑)

初の英語詞オリジナル曲「デザートカントリー」も全員で辞書を引きながらチャマさんの部屋で作詞しています。メンバーは古い曲に関する記憶が怪しい時が時々あり、2012年のBOCのテーマに関するMCをした時に「15歳」と言っていました(本来は16-17歳)。

直井 – 藤くん、この曲何歳の時に書いたんだっけ!?

藤原 – えーっと15歳!

2012.02.13 ホームシック衛星 at 岐阜 Club-G

とはいえ、メンバー本人たちが一番覚えているはずですし、未発表曲の中にはメンバー全員で書いた曲も存在するようなので、あながち間違いではないのかも知れません。

いずれにせよ、「自分たちのテーマソングを書こう」というノリでBUMP OF CHICKENのテーマが生まれました。

デモテープ収録

BUMP OF CHICKENのテーマが聴けるデモテープは現在2本(あるいは3本)確認できます。

  • 3曲入りデモテープ – 「BUMP OF CHICKEN」*
  • 7曲入りデモテープ – 「BOC-002」*

*名称はネットソースのため未確定

デモテープ「BUMP OF CHICKEN」(1996 – 97) 

デモテープ -「BUMP OF CHICKEN」(1996 -1997頃) 名称からも最初期の作品と考えられる。

  1. BUMP OF CHICKENのテーマ
  2. Danny
  3. ガラスのブルース

1本目はバンド名を冠した「BUMP OF CHICKEN」といわれるデモテープです。「BUMP OF CHICKENのテーマ」、「Danny」、「ガラスのブルース」とBUMPの歴史上欠かせない代表曲3曲が収録されています。藤原さん特有の字で書かれています。

デモテープ – 「BOC-002」(1998年9月23日)

デモテープ – 「BOC-002」(1998年9月23日)本八幡ルート14でのライブで配布された。

  1. BUMP OF CHICKENのテーマ
  2. 18 years story
  3. リトルブレイバー
  4. アルエ
  5. KNIFE
  6. くだらない唄
  7. ガラスのブルース

2本目は「BOC-002」といわれる7曲入りのデモテープです。やはりここでも1曲目に収録されています。

(3本目は「6曲入りのデモテープ」というもので「Let it be」や「Day Dream Believer」などの洋楽のカバーが収録されています。・・・が、それらの洋楽のカバー曲と「BUMP OF CHICKENのテーマ」の音質が異なるため、異なるデモテープの音源をひとつにまとめたものが出回っているのだと推測されます。)

上記以外にもバンプオブチキンのデモテープは多数存在し、近年次々と発掘されているようなので、他にもBUMP OF CHICKENのテーマが収録されているのではないでしょうか。


バンプらしい等身大の歌詞

へなちょこバンドのライブに行こう

へなちょこ仲間を集めて行こう

へなちょこバンドはライブで始動

へなちょこバンドとライブで逝こう

BUMP OF CHICKENのテーマ / BUMP OF CHICKEN

<へなちょこ>という言葉選びがとても可愛げがありますね。15~16歳の青年なら普通もっとカッコつけた言葉を使うと思います(笑)

決して背伸びせず、自分たちを等身大で表現するところにバンプの良さ(バンプらしさ)が出ています。さらに<へなちょこだって いいじゃないか♪>の部分は<BUMP OF CHICKEN = “弱者の一撃” >という自分たちのバンド名、精神性を歌詞で体現していますね。

あー僕らは 

寂しい雨の日に君の横で

うるさい音を優しく鳴らす

へなちょこな四人組

インディーズの頃は今よりもギトギトしたノイズ感のあるギターサウンドで、激しい曲が多かった曲を<優しく鳴らす>というところにメンバーらしさが滲み出ています。

ライブでは1発目に演奏されていた曲

バンプオブチキンのテーマは下北沢や地元千葉のライブハウスで活動していた時代に、いつも1曲目に演奏していました。

1999年の映像作品「ビデオポキール」収録の「ガラスのブルース LIVEバージョン」には、ステージ横にセットリストを書いた大きな模造紙が貼ってあり、「テーマ」の略称で1曲目に書かれているのが確認できます。今回は別の某資料を参考に当日のセットリストを書き出してみました。

1999.09.15 HANSO-DE TOUR at 千葉 LOOK セットリスト

    1. BUMP OF CHICKENのテーマ
    2. BATTLE CRY
    3. 18 years story
    4. アルエ
    5. Hong Kong Star /香港スター
    6. ??? *直井メインボーカル
    7. とっておきの唄
    8. LITTLE BRAVER
    9. ノーヒットノーラン
    10. ナイフ
    11. くだらない唄
    12. Glorious
    13. ガラスのブルース
    14. Danny (encore)
    15. DAY DREAM BELIEVER (encore)

すでにFLAME VEIN発売後でしたが、1/3ほどの曲は英語詞でした。6曲目は直井さんボーカル、藤原さんがコーラスという特別な曲です。アルエのような疾走感のある曲です。ライブハウスシーンを駆け巡っていたこの頃のセットリストで、1曲目で演奏されていたのがBUMP OF CHICKENのテーマです。




メジャーデビュー後のライブ演奏

1999年頃まで演奏されていた「バンプオブチキンのテーマ」ですが、2000年頃から演奏されなくなりました。しかし、メジャーデビュー後も何年かに1度のペースで演奏されています。

メジャーデビュー後の演奏記録

2002.04.25 ポキールチャンネル(ポノバージョン) 千葉LOOK
2006.02.11 run rabbit run 福岡マリンメッセ
2008.02.10 ホームシック衛星 長崎ncc&スタジオ
2008.02.13 ホームシック衛星 岐阜Club-G
2016.02.11 20周年特別記念ライブ 「20」 幕張メッセ

このうち2008年の長崎公演では観客に煽られる形で急遽演奏しました。メンバーがうろ覚えの中の演奏は散々たるもので、その2日後の岐阜公演でリベンジしています。

メジャーデビューから17年間でわずか演奏5回という、レア曲中のレア曲です。Blu-ray「20」に収録されたおかげで、何度でも繰り返し聴くことができて、よかったですね。

せっかくの名曲なので、これからもライブで(ライブハウスツアーの1曲目で!)演奏してほしいと思います。以上、BUMP OF CHICKENのテーマの紹介・解説でした!