【楽曲解説】ダンデライオン


3rd Album「jupiter」収録 M-10
作詞作曲:藤原基央
作曲時期:2001年秋〜2002年初頭




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作曲背景

Jupiterで最後に出来上がった曲

メジャー1stアルバム、通算3枚目のアルバムとなる「jupiter」の楽曲の中で一番最後に出来上がった曲。アルバム制作も後半に入り、あと3曲書かなければいけない状況になり、藤原が個人的な趣味でMTRに録音していたインストゥルメンタル曲に詞を付けて、それが『ダンデライオン』になった。

歌詞の意味

ライオンの”一方的な想い”の唄

“タンポポは別に意思を持ってないというか、喋りもしないというか。<一度だけ頷いた>とありますが、あれも風に揺れただけで。だって花なんだから、喋るわけないじゃないですか。ライオンが一方的に、タンポポに対して喜んで、ヘコんで、という歌”  – 藤原 – 

加えて、”ドン・キホーテのような空回りの物語”で、”その中で何かを見つけてしまった物語”と藤原は位置づけている。また詞の視点について、一見客観的な物語形式の歌としながらも、ライオンの一人称「俺」は”俺の俺”、”藤原基央の俺”ですごく主観的な歌だとしている。

“こういうのってすごい主観的なんだなって。『Title of mine』の「俺」は藤原基央の「俺」だけど、その場合の方がパーソナル(個人的・主観的)になるのかなって思ったら、そうでもなかった。でもライオンの「俺」は全然俺の「俺」なんだなっていう。『K』の中での「俺」も藤原基央の「俺」なんだなと。結局物語形式で書いてみて、視点は客観的な部分には行かないということがわかって。で歌う時はもう、ボロボロ泣いてしまうんじゃないかというような、そんな感覚でね” – 藤原 – 

レコーディング

一発録りの曲

レコーディングの様子はSpace Shower TVで映像化されており、藤原のコーラス録りやリハ風景が映っている。レコーディングは珍しく一発録り*された。

一発録り・・・4人で同時に演奏して録音すること。通常BUMPの楽曲ではパート毎に別録りしたものを重ねることが多い。e.g. 『ダンデライオン』、『虹を待つ人』など

BUMP OF CHICKENの楽曲として

“『DANNY』みたいな存在になりえるし。でも1曲目でも誇れる曲だと思う。” – 藤原 – 

この発言通り、『ダンデライオン』はNINJA PORKINGツアー(2003年)では本編セトリのラスト曲として定位置で演奏され、MY PEGASUS(2004年)、ホームシップ衛星(2008年)ではアンコール曲として演奏されている。


ライブ演奏記録

最初は演奏出来なかった

“みんなで盛り上がって帰ろうか。初めてやるね、ツアーで。『ダンデライオン』” 直井- 2002.04.13 POKISTA21 ZEPP OSAKA

“色々改良したんですけど出来ない曲があって。で、大阪から演奏出来るようになったんですわ。あんまり聴いたことないみたいですよ、このツアーで。なのでやりたいんでやらせてください。ってか、やらせろ!” 直井 – 2002.04.20 POKISTA21 ZEPP TOKYO

Jupiterレコ発ツアーのPOKISTA21の前半の公演では曲をうまく表現できず演奏されなかったが、2002年4月12日のZEPP OSAKA公演初日のアンコールで初めて演奏された。

ライブアレンジ

2003年の夏フェスからはイントロへ入る前にベースがグリッサンド(スライド)をして、さらに4人がスローテンポから段々原曲のスピードへ向けて速くなっていく、というアレンジがされている。2002年のPOKISTA21では原曲通り弾かれた。

2016年のツアーBFLYでは「恥ずかし島」でアコースティック編成で演奏されている。

ギターパート

【2002〜2008年】
◆藤原 イントロ・間奏:リフ、Aメロ:なし、Bメロ:コード弾き、サビ:コード弾き
◆増川 イントロ〜ラスト:コード弾き

【2016年】(アコースティックアレンジ)
◆藤原 イントロ・間奏:リフ、Aメロ〜サビ:コード弾き
◆増川 イントロ:コード弾き、Bメロ:リフ

初披露以来、増川は終始コードを弾いていたが、2016年のアコースティックアレンジではBメロのリフを演奏している。


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