ラフメイカー

基本情報
2nd Single「ダイヤモンド」(2000年) 収録 / カップリング曲
作詞作曲:藤原基央
作曲時期:2000年(『ダイヤモンド』の次に出来上がった曲)

ラフメイカーはBUMP OF CHICKENのメジャーデビュー作品「ダイヤモンド」に収録されたカップリング曲です。物語調の歌詞と疾走感溢れるサウンドが印象的でファンに人気の楽曲です。2000年代に流行したFLASHアニメーション(懐かしい…)になり、お当時のネット上で拡散されたこともありバンプファン以外の認知度も高い曲です。

今回はこのラフメイカーについて知られざる制作秘話を紹介します。

作曲時期

ラフメイカーはインディーズ時代の終わりに発売されたアルバム「THE LIVING DEAD」制作時(2000年2月)から元になるアイデアがありました。同アルバムのジャケットに描かれている男性こそが”ラフメイカー”であり、曲とアルバムのコンセプトは共有されています。

THE LIVING DEADのジャケットの男性

藤原さんは”喜劇”をテーマに曲を書こうとしてラフメイカー作りました。制作順は収録順と同じで、ダイヤモンドの次にできた曲です。

メジャーデビュー第1弾シングルのA面をどちらにするかで、TOY’S FACTORYとHIP LAND MUSICのスタッフの間ではダイヤモンド派とラフメイカー派で意見が分かれていました。藤原基央さんは2008年にこの曲を振り返り、「当時の勢いがこもった曲」、「ギタートラックが整理されていない」など評しています。2008年にライブ(2008.05.17 ホームシップ衛星 at さいたまスーパーアリーナ)で4年ぶりに披露するにあたり、ドラムの升さんは音源を聴いて自らのドラムをコピーし直しました。

レコーディング

ドラムの升さんは当時大学2年生〜3年生の当時を振り替えり、「ドラムに座っていない時間の方が長かった」と語っています。通学中の電車や学校でドラムを考えるが、実際には叩けないので机上の空論が空回りし続ける状態だったそうです。電車の中で「こういうのやろう!」というアイデアだけスタジオに持って行き、その場で調整して行くという時代のレコーディングでした。

升さんに限らず、当時は全員がその時に聴いていた音楽の影響を大きく受けており、直井さんのベースもそれによるものと振り返っている。藤原さんはカップリング・アルバム「present from you」(2008年)を出すにあたり、ボーカルテイクを録り直す案もあったそうですが、「当時のベストがこれだから、これでいい」とリテイクをとりやめました。