Newsコラム歌詞・楽曲解説

新曲『リボン』の歌詞に込められた秘密 *5/1追記

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BUMP OF CHICKEN20周年イヤー最後に誕生した曲、『リボン』。2017年2月10日深夜に生配信されたこの曲は、BUMP OF CHIKENのこれまでとこれからを歌った曲と言えるでしょう。そしてリボンの歌詞はファンならすぐに気づくほどの、いくつものバンプの曲を彷彿とさせるキーワードがちりばめられています。

*5/1追記 MVが公開されました!





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新曲リボンのMV公開とハリウッドでこマスタリングについて書きました。

グングニル / ファイター

『リボン』
“嵐の中をここまで来たんだ”
“手作りの地図”
『グングニル』
“船は今 嵐の真ん中で”
“安っぽい宝の地図”
『ファイター』
“気づいたらもう嵐の中で”

 

“嵐”や”地図”といった歌詞はグングニルを彷彿とさせます。地図はロストマンもそうですね。

リトルブレイバー

 

『リボン』
“ポケットに勇気がガラス玉ひとつ分”
『リトルブレイバー』
“そのポケットのスミを探すのさ
きっと勇気のカケラが出てくるだろう”

 

カルマ

 

『リボン』
“ポケットに勇気がガラス玉ひとつ分
それぞれ持ってるガラス玉ひとつ分”
『カルマ』
“ガラス玉ひとつ落とされた”

カルマの”ガラス玉”の歌詞は、藤原さんがおじいさんと幼少期に遊んだビー玉遊びのエピソードから生まれました。一人がビー玉を床に置いて、もう一人がそれを狙って上から落とすのです。うまく命中すると当てたビー玉は床に残り、当てられた方ははじき出されてしまします。

自分ひとり一人のガラス玉の置き場所を守っているという比喩としてインタビューで語られていますね。

 

 

ランプ

 

『リボン』
“つぎはぎの傘 汚れたカンテラ”

カンテラとは石油でつける手持ちのランプのことです。
THE lIVING DEADのランプの歌詞カードに藤原さんの描く少年の手にはカンテラ(ランプ)があります。

 

他にも”迷子”というキーワードはバンプの楽曲にたくさん出て来ますね(ロストマン、ゼロ、トーチなど)。

ロストマン

 

『リボン』
“手作りの地図 大事に使った”
『ロストマン』
“破り損なった 手作りの地図
辿った途中の現在地”

野良猫

BUMP OF CHICKENの楽曲には野良猫に関する歌詞が多く登場します。R.I.Pで死んでしまった猫や、K、fire sign、そしてembraceはKに対して絵描きの視点で歌った唄という説があります。

 

BUMP OF CHICKENのロゴ

『リボン』
“赤い星並べてどこまでも行くんだ”

“赤い星”とはBUMP OF CHICKENのロゴマークのことです。10代の時にタイクーングラフィックスに作成してもらい、1st Albumの時から使用していたずっと変わらないトレードマークです。

 

解釈についてはあえて触れませんが、歌詞の内容はメンバーたちの絆を表現しているのは明らかです(藤原さんはインタビューで聞かれても断言はしなそうですが)。その言葉の一つ一つに自分たちの楽曲を散りばめているあたりが素敵ですね。

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