インディーズ時代の未発表曲① *12/4更新

今や日本のメジャー音楽シーンを駆け巡る国民的ロックバンドBUMP OF CHICKEN。作詞作曲を手がける藤原基央 (Vo. Gt.)が書いた曲は、メジャーデビュー以後“ボツ曲”になったことがなく、

収録曲や”隠しトラック”など何らかの形で発表されてきました。しかし彼らのオリジナル楽曲にはインディーズ時代に演奏してきた未発表曲が数多く存在するのです。そのほとんどは英語詞で書かれており、メジャーデビューの1年程前まで下北沢や千葉のライブハウスで演奏されてきました。この記事ではそのうちの5曲を紹介します。




未発表曲解説

初めてのオリジナル曲!”あいつ”がいた5人時代

①デザートカントリー

デザートカントリーはBUMP OF CHICKENとして演奏された初めてのオリジナル曲1995年春に、藤原がギターを弾きながらメロディをつけ、メンバー全員で辞書を使いながら英語詞を書いた。当時は別のギタリスト、通称”あいつ”がいた。この曲で夏に高校生音楽祭へエントリーした(結果はデモテープ審査に通ったものの、次の店舗演奏で落選となった)。作曲時のイメージは、ハーレーでルート66を走り、水牛の頭が壁に飾ってあるイメージ。詞の内容は、砂漠でカラスが骸骨の上に乗っている、といった際どい内容だった。1995年の千葉時代から1998年頃の東京進出後まで演奏されていた。 Gキーだがギターソロの途中で1つ上のAキーに転調するなどバンプの楽曲の中では珍しい構造になっている。





②トランスライフ

ベースが唸るアバンギャルドな曲

ベースが唸りをあげるダンサブルな楽曲。1997年頃の雑誌に”アバンギャルドな新曲”と言う記載があるが、トランスライフのことではないかと推察される。Aキーでパワーコードを多用している楽曲である。1st ツアー チキンズナイフ で演奏されたと言われている。

③18 years story

唯一(?) 映像化されている英語詞曲

18歳の1998年頃に作曲されたと思われる英語詞の曲。チョーキングと開放弦を使用したイントロリフが印象的な曲で、この曲は未発表曲で唯一Space Shower TVにて放送された (1999年9月15日 HANSO-DE TOUR at 千葉LOOKの様子)。ちなみにこの映像中、サビ前で藤原のギターシールドが抜けて挿しなおしている。この曲はデモテープ化しているが、現在出回っている音源のほとんどが偽物(ライブ音源をテープ音源としている)で本当に宅録されたテープ音源は幻となっている。

*18 years storyのデモテープ画像 10015065-2





④alone

最初期のバラード

英語詞。スタジオ録音されたデモテープ音源が存在する。ゆっくりとしたテンポの英語詩のバラードナンバーで、歌いきれていない藤原の若い歌声が特徴とされる。キーはEキーで、レスポールSPの鮮やかなリードギターが印象的な一曲である。一説には”alone”と『ワーストライフ』は同一の曲だと考えられている(収録時間が同じため)

⑤香港スター

当時のファンの人気曲

オクターブ奏法による中華風のコード進行が印象的な英語詩の曲。曲の長さは2分弱と短く、Aメロとサビしかないアッパーな曲。歌い終わりには”アチョー”という謎のかけ声(?)もあり、遊び心も入っている一曲である。1998年9月15日に千葉LOOKでスパイパスと対バンとの2マンライブをしていたときも演奏され、翌1999年9月15日の半袖ツアーのファイナル (@千葉LOOK)でも演奏されており、記録上2回演奏されたことが確認出来ている。1999年の演奏後、藤原は“1年ぶりくらいかな?この曲人気なんだよな。今日はこんな古い曲もやってくから”とMCをしており、インディーズ時代のファンから好まれていた曲。

以上、比較的(?)知られている未発表曲の一部を紹介しました。実はこの他にも、『サンシャイン』、『ワーストライフ』、『モーニンググロウ』といった英語詩の曲が存在しています。ほとんどがデモテープ化されていたとのことなので、いつか発掘される日が来るかもしれません。

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コメント

  1. まお より:

    記事の更新、楽しみにしています!