2021年2月27日、NHK「SONGS」にBUMP OF CHICKENが出演し「アカシア」「Aurora」「Flare」「魔法の料理〜君から君へ〜」の4曲を披露しました。
本記事はコラムということで、ゆる〜く感想、発見を綴ります。
ライブ演奏機材の変化
藤原基央の機材
藤原基央さんのアンプがMATCHLESS+HONDA SOUND WORKSの組み合わせからMATCHLESS+orangeに変わっています。「Flare」MVでorangeが映りますが、MVの機材は演出上の理由もあり判断つかないため、今回のライブ収録によりorangeをステージ使用したと言えます。
エフェクターはEVENTIDEのディレイ、KLON CENTAURが確認できたため、概ねaurora arkツアーと変わらないように見えました。
升秀夫
「Flare」でドラムパッドを叩いており、ライブ使用は今回初です。2010年代後半からドラムセットや生楽器だけでのライブ演奏が難しい曲が続いており、それでも生ドラムセットにこだわる升さんには”意地”を感じていました。
今回、ついに電子パッドを導入したことは大きなことだと思います。
レコーディング映像と機材
番組内では「Flare」の制作映像(厳密にはレコーディングではなく、アレンジを固めるデモ制作の場面)が放送されました。記憶が正しければ2004年「ユグドラシル」以来でしょうか。
藤原さんが新しく入手したアコースティックギターを弾く様子や、「Flare」イントロのギターフレーズをテレキャスターで試行錯誤している様子が映ります。
一つ気になったのはベースです。藤原さんが演奏していたグレー/ブルーのベースは直井さん所有のものではありません(少なくとも誌面紹介はされたことがない)。藤原さんがベースを弾くことになり、自分のベースを購入あるいは持参したことがわかります。
3人での活動に触れるインタビュー
機材と関係ないですが、番組内で3人で活動していることに触れたことも印象的でした。
番組ナレーションにより「メンバーの1人が活動休止中」であると説明され、インタビュアーの渋谷陽一氏(ロッキング・オン 代表取締役社長)が藤原さんに3人での活動について触れた場面。
直井さんの活動休止後、「CUT」「ROCK’IN JAPAN」「MUSICA」の3誌で藤原さんのインタビューが掲載されていますが、それぞれのインタビュアーの姿勢が異なるように感じます。
「CUT」(渋谷氏)「ROCK’IN JAPAN」(山崎洋一郎氏)はかなり踏み込んで直井さん活動休止や、3人での制作状況を聞いているのに対し、「MUSICA」の鹿野氏はほぼ触れていませんでした。どちらが良いか悪いか、という話ではなく3名のポジションの違いが明確になってきたように見えます。
以上、昨夜の放送を見た感想・発見でした。(2021年3月6日 (土) に「SONGS」再放送があるようです!)