前回の記事 楽曲解説:バイバイサンキュー vol.1 – ベルギーへ行く友人に贈った「弱虫賛歌」 で「バイバイ、サンキュー 」が藤原さん16歳の頃の作品(弱虫賛歌)に遡るという話に触れました。
今回はPV(ジャケット裏)撮影地とライブ演奏の記録について解説します。
PV(裏ジャケット)ロケ地
カップリング曲でPVが制作されている3曲のうちの1曲です。
PVのあるカップリング曲
リトルブレイバー
バイバイサンキュー
真っ赤な空を見ただろうか
人形劇風に動く絵のPVですが、導入部は天体観測のジャケット裏写真が使われています。この写真は渋谷区立本町公園で撮影しました。
ライブ演奏
演奏記録
ライブ初披露:2002年12月3日 LOVE&PORKIN at 難波Hatch
ライブ最終披露:2008年1月28日 ホームシック衛星 at 京都KBSホール
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— BUMP OF CHICKEN画像bot (@boc_gazou) 2018年3月26日
リリース直後のツアーでは演奏されず
バイバイ、サンキュー は2002年冬のLOVE&PORKINツアーで初披露されました。当時発表した新曲はすぐに披露していたバンプですが、2001年春のリリース後の3本のツアーでは演奏されていません。おそらくステージで披露するレベルに達しなかったのではないかと思われます。
お洒落なライブアレンジ
LOVE&PORKINツアーでの演奏を経て曲が成長をします。Aメロで直井さんのベースだけになったり、ベースに休符を入れるようになったり、原曲とは違うバンドアレンジがツアー終盤では披露されました。
幻の1回があった?(2004年)
2004年5月、佐倉市民体育館フリーライブのアンコールで演奏予定でしたがライブ中の事件(観客が飛び跳ねすぎて体育館の底が抜ける)によりタイムリミットとなりバイバイサンキュー を演奏しませんでした。
このライブはSPACE SHOWER TVで生中継されており、番組のEDで流れたセットリストには当初演奏予定だったバイバイサンキュー が含まれています。
このため2年ぶりのバイバイサンキュー は幻となるのです。
ホームシック衛星で1回のみ披露(2008年)
2008年1月28日、ホームシック衛星ツアー 京都KBSホールのアンコール曲として突然演奏されます。ツアーでも1回だけの披露となりとても貴重な披露となりました。その時のベースは非常に簡略化されており、また原曲と違った雰囲気を味あわせます。
直井 – 最近ライブでやったけど、ほとんど何も手を加えてない。すごくシンプルにやって、それで届くから 。
BUMP OF CHICKENのライブとしてはこの2008年の演奏が最後になります。
「20」のMCでの出来事(2016年)
2016年2月11日、結成20周年記念スペシャルライブ「20」で「ベル」を演奏する前のMCでこんなやりとりがありました。
藤原 – 次にやる曲は、ずっと昔に作った曲だけど今日初めて演奏する曲なんだ。何かわかる?
観客 – \バイバイサンキュー !/
藤原 – バイバイサンキュー じゃない、ってかバイバイサンキュー そこそこやってる!
2016.02.11 Special Live「20」
これを聴いた瞬間、ん?となりました。ツアー1本(ラブポキ)とアンコール1回(シック)しか演奏してなくね?と。
よく考えると2004年の佐倉でボツになったものの、ライブに向けて練習しているはずですし、ホームシック衛星でも1回の演奏のためにスタジオ練習してきたはずです。だから本人達にとってはそれなりに(?)演奏している曲と思われているのかもしれないですね(笑)
2008年からもう10年以上ライブで演奏していないことになり、またいつか演奏して欲しい1曲です。以上、バイバイ、サンキューのPVロケ地とライブ演奏記録についての紹介でした。