BUMP OF CHICKENの魅力は1曲1曲が珠玉の名曲といえるクオリティーの高さが魅力です。
今回はバンプがインディーズ〜「RAY」初期(1999〜2012年)までの過去に使用したリハーサル・スタジオとレコーディング・スタジオを紹介します。
2013年以降〜現在の使用スタジオはこちら!
レコーディング・スタジオとリハーサルスタジオの違い
レコーディングスタジオ
- レコーディング用に特化したスタジオです。プロの使用する録音機材は非常に高価で、プロの音質で録音するためには数百万〜数千万円ほどする機材が必要になります。録音設備とディレクションをする場であるコントロール・ルーム、音響用に特殊に設計されたスタジオがレコーディングスタジオです。
リハーサルスタジオ
- リハーサルをするためのスタジオです。大きな鏡が前面にあり、ライブを意識しながらゲネプロ(通しリハ)をするときなどに使います。またレコーディングに向けての練習の場として、アレンジを詰めたりする際に使用したりします。
BUMP OF CHICKEN 使用スタジオ一覧
アルバム | スタジオ |
「FLAME VEIN」 |
レコーディングスタジオ
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リハーサルスタジオ
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「THE LIVING DEAD」 | レコーディングスタジオ
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リハーサルスタジオ
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「jupiter」 | レコーディングスタジオ
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リハーサルスタジオ
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「ユグドラシル」〜「RAY」 | レコーディングスタジオ
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リハーサルスタジオ
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FLAME VEIN(1999年)
レコーディングスタジオ
- 原宿の地下にあるスタジオ(3曲)
- Bazooka Studio 東中野(4曲)※現在は移転 http://www.bazookastudio.com/
1st Album「FLAME VEIN」は新録4曲のミニアルバムの予定で制作されていましたが、計画を変更し当時リリースしていた3曲(「アルエ」「リトルブレイバー」「ナイフ」)を足しました。そのため既存の3曲と新録4曲でスタジオが異なります。
Bazooka Studioはバンプが使用した1998年12月当時は東中野にありましたが、その後、東中野 → 新宿 → 高田馬場へと移転します。藤原さんが歌入れをしている時、他の3人はブースの外でケツを出して踊っていたそうです。あの歌声の奥にはそんな光景が広がっていたんですね・・・。
リハーサルスタジオ
- 巣鴨ホワイトロードスタジオ
「FLAME VEIN」から「jupiter」の頃まで使用していたリハーサルスタジオ。経営者さん曰く「FLAME VEIN」の頃から使用しているとのことです。「ガラスのブルース」のPVに出てくるスタジオ演奏のシーンはここのStudio dがロケ地のようです(*リンクNGなのでGoogle検索してください)。
ベーシスト・直井由文さんは「ベンチとコーヒー」の歌詞をこのスタジオで藤原さんから受け取り、2階で隠れるように泣いたとインタビューで明かしていますが、このスタジオには2階はないため真偽は確かではありません。
THE LIVING DEAD(2000年)
レコーディングスタジオ
- aLIVE RECORDING STUDIO 世田谷 http://www.edoya.tv/alive/index.html
世田谷区深沢にあるレコーディングスタジオです。THE LIVING DEADのアルバムはここで制作されました。3人がオケを録音している間に、藤原さんが別室で曲を書くという工程で作られた場所です。「Opening」と「Ending」 は、メンバーとスタッフが眠っている中、目を覚ました藤原さんが朝に書いた曲です。リンク先の写真を見ると、情景が浮かびますね。真裏に小学校があり、メンバーは息抜きに小学校の校庭で遊んでいたというエピソードも合致します。
リハーサルスタジオ
- ON AIR 大久保 http://www.onair-okubo.com/
新大久保にあるリハーサルスタジオです。バンプはスタジオ2というスペースを使用しています。当時の未発表曲「ダイヤモンド」を練習する映像が残っており、「サマーポキール2」の通しリハーサルもこのスタジオで行なっていました。
Studio 2の内部の図(マウスドラッグで動かせます。Googleすごいです!)
jupiter(2002年)
レコーディングスタジオ
- VICTOR STUDIO(?)
近年のラジオで「ビクタースタジオだったかな」と振り返っていますが、当時の写真が検索しても出てこないため確認はできておりません。Space Shower TVの「ダンデライオン」のレコーディングドキュメントでは、広いスペースの中央に可動式の青い仕切りで区切られたドラムブースがあるスタジオが映っています。jupiterのインタビューで直井さんは「スタジオは前の方がよかった。お金が豊かだから良いという問題ではない」と述べています。相性が良くなかったのか、「jupiter」後はすぐに使われなくなりました。
リハーサルスタジオ
名称不明
2000年10月のスタジオです。升さんが初めて自分のドラムを購入した日の写真です。(旧公式サイト高橋ダイアリーより引用)。
ユグドラシル〜RAY初期(2004~2012年)
レコーディングスタジオ
- 一口坂スタジオ
千代田区九段にあったレコーディングスタジオ。「jupiter」で使用したスタジオよりも格段に質が向上しており、メンバーも気に入ったのか、「ユグドラシル」「orbital period」「COSMONAUT」そして「RAY」の一部の曲でこのスタジオで録音されました。メンバーが使用していたのは一番広い Studio 1。雑誌や映像などでも頻繁に登場しており、比較的ファンに知られているスタジオです。残念ながら2012年の閉鎖が決まり、BUMP OF CHICKENとしてはRAY収録の「サザンクロス」(厳密にはSE曲「WILL」)が最後の楽曲となりました。
リハーサルスタジオ
- 詳細不明
バンプが練習用として使用していたリハーサルスタジオ。 2003年発売のROCKIN’ON JAPANの表紙や2007年の高橋日記などにも度々掲載されており、長期間使用されていました。
画像1(TRUE COLORSさん)*2007年の高橋ダイアリーの画像です。
まとめ
インディーズの頃のスタジオは、私たちでも(料金的に)使用できるクラスのスタジオです。ぜひバンプが使ったスタジオに入ってみて、当時のバンプの気持ちを体感してみるのはいかがでしょうか。
メジャーデビュー後も最初はアマチュアバンドと変わらないスタジオを使用していました。一口坂スタジオといえば、日本随一のレコーディングスタジオと呼ばれていたスタジオです。jupiterで50万枚(当時)売れたからこそ、グレードアップできたのでしょう。使用するスタジオの変容からもバンプの音楽シーンでの成功を垣間見ることができると思います。
以上、BUMP OF CHICKENの過去のレコーディングスタジオ&リハーサルスタジオについて紹介しました。次の記事 BUMP OF CHICKEN 使用スタジオ【後編】では現在のバンプのレコーディングスタジオ&リハーサルスタジオを紹介します!