今回はBUMP OF CHICKENのベーシスト・直井由文 (CHAMA)さんの使用ベース、エフェクター機材、アンプ機材を紹介します。
チャマさんのベースと言えば、動き回るメロディアスなプレイから曲を縁の下から支えるベーシックなプレイまで、楽曲に合わせた幅広いベースラインが特徴です。この記事では全27本のベースの使用履歴やエピソードを含めて解説していきます!またエフェクターやアンプ45台以上の周辺機材も記載しています。
ベース機材一覧
現在のメイン機であるFender Jazz Bassを弾く直井由文 2019年10月 Zepp Sapporoにて 引用:Twitter@boc_chama
Fender製エレキベース
直井由文さんは9本のFender製エレキベースを所有しています。現在のライブ用メイン機はFender製オーダーメイドのジャズベースで、BUMP OF CHICKENのステージ活動を支える1本となっています。インディーズ後期〜メジャー初期(2000〜2003年)においてもFender製ベースをステージ用機材として使用していました。
Fender Custom Shop Jazz Bass by Jason Smith
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Fender Precision Bass 1972年製 | |
Fender Precision Bass 1959年製
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Fender Jazz Bass 1965年製
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Fender Jazz Bass “Jaco Pastorius Tribute”
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Fender Jazz Bass 1961年製
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Fender Bass Ⅳ
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Fender WASTED YOUTH MUSTANG BASS
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Sonic製エレキベース
Sonic Jazz Bass Chama Yellowを弾く直井由文 (画像:「魔法の料理〜君から君へ〜」MVより引用)
“初号機”から”7号機”まで7本のSONIC製ベースを所有しています。2004年〜2013年の10年間にかけて、直井さんはソニック製オーダーメイド・ベースをメイン機として使用していました。
Sonic Jazz Bass Chama Blue “初号機”
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Sonic Ice Blue Metallic “2号機” | |
Sonic SRB Matt Black “3号機”
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Sonic HSB Matt Orange “4号機”
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Sonic Jazz Bass Chama Yellow “5号機”
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Sonic Precision Bass Chama Pink “6号機”
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SONIC TJB-373C “7号機”
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Sadowsky製ベース
Sadowsky製のエレキベースは3本所有しており、そのうち2本は5弦ベースとなっています。
Sadowsky TOKYO RB5 59Burst/Mint | |
Sadowsky NYC Satin5-24 Inca Silver | |
Sadowsky M4-24 Olymic White
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その他エレキベース
上記で紹介した機材以外にも直井さんはベースを所有しています。初めて買ったベースからインディーズ時代のメイン機、その他レコーディングで使用する機材を紹介します。
Fernandez製エレキベース (ショートスケール)
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Music Man Sting Ray Bass | |
Höfner Violin Bass
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Rickenbacker 3000 1974年製
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Gibson Thunderbird Bass 1967年製
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アコースティックベース(ウッドベース)
直井さんは2005年夏に初めてウッドベースを入手します。2012〜2016年にかけてのライブでは、サブステージでアコースティックバージョンの楽曲を披露しています。
Carruthers Guitar Sub-1製
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Alter Ego BABY EGO HYBRID DUAL HEARING製
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Gibson EB-2 1967年製
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ウッドベース
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その他楽器・機材
MIDIキーボード
midiキーボードを演奏する直井由文 embedded from ure.pia.co.jp
2011年のライブで初めてキーボードを披露して以降、グロッケン(鉄琴)、オルガン、シンセベース等様々な音色をライブで再現しています。
M-Audio Axiom MIDIキーボード 25鍵盤
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Radial JDI Duplex [DI] *キーボード用のDI BOX |
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YAMAHA RACK ES MOTIF [使用音源] *キーボードで弾く音源を入れている |
アコースティックギター
詳細不明(Martin?)
2021〜2023年の「small world」のイントロにて使用。形状からMartin製アコースティックギターか。 |
エフェクター機材
2024年”Sphery Rendezvous”リハーサル写真の使用エフェクター。本番でも同様のセットで演奏された。(引用元:X@boc_chama)
BUMP OF CHICKEN結成黎明期(1995〜)、直井さんはベースエフェクターを使用していた記録が残っています。その後ライブではフットスイッチとチューナーのみというシンプルなスタイルが基本となります。2010年代よりライブでも楽曲に応じてエフェクターを使用しています。
ブースター/オーバードライブ/ファズ/コーラス など
MXR M233 MICRO AMP+ [プリアンプ] *2024年「ホームシック衛星2024」「Sphery Rendezvous」 で使用 |
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Xotic – BASS BB V1.5 PREAMP [プリアンプ] *2024年「Sphery Rendezvous」 で使用 |
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Free the tone – Tone BOX *Bamblebeeトーンコンデンサを実装。2011-2012年使用。 |
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Free the tone – 不明 [コーラス] *2011〜2012年「GOLD GLIDER TOUR」「GOLD GLIDER TOUR」の「イノセント」にて使用 |
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Free The Tone Free The Tone PA-1QB PROGRAMMABLE ANALOG 10 BAND EQ [イコライザー] *2019年「aurora ark」にて使用 |
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Free The Tone – BV-1V BLACK VEHICLE [OverDrive] 2024年1月制作で使用 |
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Ibanez TS808 Tube Screamer Over Drive Pro [OverDrive] *「RAY」期に制作で使用 |
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electro-harmonix – Deluxe Bass Big Muff Pi [Distortion] *2024年「Sphery Rendezvous」 で使用 |
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electro-harmonix – Big Muff Pi Russia Army black [Fuzz] *2024年1月制作にて使用 |
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Ampeg SCP-OCT SUB BLASTER [オクターバー/Driver] *「RAY」期に制作で使用 |
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BOSS – CE-2 Chorus [コーラス] *2022年使用 |
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LEHLE – Little LEHLE [ルーパー/AB BOX] *2022年使用 |
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Universal Audio – 1176AE [コンプレッサー] *レコーディング用としてライン用とアンプ用で2台装備している [使用写真] |
ラインセレクター
ローディーによる手製A/B BOX | |
Far East Electric – Original Custom Made A/B BOX (2機) | |
CUSTOM AUDIO JAPAN – MLS-2 *2019年「aurora ark」ツアーにて使用 |
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CUSTOM AUDIO JAPAN – smartselector *2024年「Sphery Rendezvous」 で使用 |
チューナー・その他
BOSS – TU-2 *2000〜2002年まで使用、現在はサブステージで使用 |
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KORG – DTR-1 | |
KORG – DT-10 |
使用アンプ・スピーカー機材
直井由文さんが所有するアンプはキャリアが伸びるにつれ多様化し、制作やステージで使用する機材も変化していきます。現在はOrangeのアンプを使用することが多いです。2002年頃からほぼ全てのライブでAVALONのプリアンプを使用し、DI経由で出力する音とアンプから鳴る音をミックスした音を会場で鳴らしています。
AVALON U5 [DI/プリアンプ] | |
AVALON U5 Black [DI/プリアンプ] | |
ampeg SVT [アンプヘッド] | |
ampeg 810AV [スピーカー] | |
ampeg SVT silver [アンプヘッド] | |
ampeg [スピーカー] | |
ampeg B-15N portaflex | |
HIWATT DR-201 [アンプヘッド] | |
HIWATT DR-201 – White [アンプヘッド] *ホンダサウンドワークスによって改造されたもの。上記を改造したか新調品かは不明。右画像はホワイトカラーのイメージとしてDR-103を参考として記載。2011-2012年の全国ツアーでサブ機としてステージ使用。 |
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HIWATT Cabinet *2011-2012年全国ツアーでサブ機として上記アンプヘッドと組み合わせてステージ使用。 |
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Ashdown [アンプヘッド] | |
Ashdown ABM410T | |
Ashdown ABM115 | |
PEAVEY [スピーカー] | |
Marshall – Major [アンプヘッド] | |
Fender Super Bassman [アンプヘッド] | |
Fender Bassman 810 Neo Cab [スピーカー] | |
WALTER WOODS M-800 [アンプヘッド] | |
EPFANI T410UL [スピーカー] | |
EPFANI T115UL [スピーカー] | |
Honda Sound Works – Hondaman [コンボアンプ] | |
Far East Electric – フルチューブアンプ *マーシャルメジャーをベースにしたカスタムアンプ |
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Orange AD200B MKⅢ [アンプヘッド] | |
Orange OBC810 [スピーカー] | |
d&b audiotechnik – M2ステージモニター | |
MAXON – UR-5D [ワイヤレスレシーバー] |
使用マイク
SHURE – BETA 58A |
参考文献
オフィシャル・スコアブック jupiter | |
オフィシャル・スコアブック ユグドラシル | |
オフィシャル・スコアブック orbital period | |
オフィシャル・スコアブック COSMONAUT | |
オフィシャル・スコアブック RAY | |
オフィシャル・スコアブック Butterflies | |
ベース・マガジン 2002年6月号 *POKISTA21機材解説 |
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ベース・マガジン 2002年10月号 *初特集インタビュー。ベーシスト略歴や機材解説 |
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ベース・マガジン 2004年4月号 *Avalonセッティング解説コメント |
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ベース・マガジン 2004年9月号 *ユグドラシル制作機材解説 |
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ベース・マガジン 2008年1月号 *orbital period制作機材解説 |
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ベース・マガジン 2012年7月号 *GOLD GLIDER TOURステージ機材解説 |
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ベース・マガジン 2014年4月号 *RAY制作機材解説 |
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ベース・マガジン 2016年9月号 *BFLYステージ機材解説 |
以上、BUMP OF CHICKENのベーシスト・直井由文(チャマ)さんのベース機材、エフェクター機材の紹介でした。コピーバンドの方などのご参考になれば幸いです。